
オフィスカジュアルが普及する一方で、「どこまで崩していいのか分からない」「ジャケットは着用するべき?」といった服装に関する悩みは尽きないものです。とくにジャケットは、コーディネートの印象を大きく左右する重要なアイテムです。
この記事では、オフィスカジュアルにおけるジャケットの必要性から、具体的な選び方のポイント、そしてメンズ・レディース別の着こなし例までを詳しく解説します。
結論から言うと、オフィスカジュアルにおいてジャケットは必須ではありませんが、一着持っておくと非常に重宝するアイテムです。
企業の服装規定や職場の雰囲気にもよりますが、ジャケットを着用することには多くのメリットがあります。まずはご自身の会社のドレスコードを確認した上で、以下のメリットを考慮し、ジャケットを着用するかどうかを判断するのが良いでしょう。
急な来客や大切な会議、プレゼンテーションなど、普段よりフォーマルさが求められる場面は少なくありません。Tシャツやカットソーの上にさっと羽織るだけで、一気にビジネスシーンにふさわしい装いになり、相手に信頼感や安心感を与えられます。
オフィス内は空調が効いていることが多く、場合によっては肌寒く感じてしまうこともあります。ジャケットはカーディガンよりもフォーマルな印象を保ちつつ、手軽に体温調節ができる便利なアイテムです。季節の変わり目の寒暖差対策としても役立ちます。
シンプルなインナーとパンツといったカジュアルな組み合わせでも、ジャケットを一枚加えるだけでコーディネート全体が引き締まり、洗練された印象になります。オン・オフ問わず着回せるジャケットを選べば、プライベートでも活用でき、コーディネートの幅が広がります。
オフィスカジュアルで使うジャケットは、一般的なビジネススーツのような堅苦しいものである必要はありません。
以下の「素材」「色」「デザイン・シルエット」という3つのポイントを押さえることで、オフィスカジュアルに相応しいきちんと感と着回しやすさを両立した一着を選ぶことができます。
ジャケットの印象は生地素材によって大きく変わります。
たとえば、着心地の快適さを重視するのであれば、ジャージー素材のジャケットがおすすめ。伸縮性があり動きやすく、シワになりにくいのが特徴です。カーディガンのように気軽に羽織れて、長時間のデスクワークでも快適に過ごせるのも嬉しいポイントです。
見た目の上品さと機能性を求めるなら、ウール・ポリエステルの混紡素材が適切です。ウールの持つ上品な風合いと、ポリエステルの耐久性・防シワ性を兼ね備えているので、一着持っておくとさまざまなシチュエーションで活躍してくれます。
ジャケットの生地で季節感を演出するのもおすすめです。春夏であれば、リネン(麻)やコットン(綿)、シアサッカーなどは通気性が良く、見た目にも涼しげな印象を与えてくれます。秋冬であれば、保温性に優れたウールや、温かみのあるツイード、コーデュロイなどが季節感を演出し、上品な着こなしを後押しします。
ジャケットはコーディネートの主役になるため、組み合わせるアイテムを選ばないベーシックカラーを選ぶのがおすすめです。
具体的には、ネイビーやグレー、ブラックなどが定番。また、ベージュやブラウン、カーキなど、落ち着きのある色合いも人気です。
柄に関しては無地が基本ですが、控えめなストライプやチェック柄を取り入れると、着こなしのアクセントになります。
オフィスカジュアルにおけるジャケット選びでとくに重要なのがサイズ感です。
大きすぎるとだらしなく見え、小さすぎると窮屈な印象を与えてしまいます。ジャケットを購入する際は、以下の点を確認しましょう。
・肩のラインが落ちていないか
・ボタンを留めたときにシワが寄りすぎていないか
・袖丈が長すぎたり短すぎたりしないか
・着丈がボトムスとのバランスに合っているか
自分の体型に合ったジャストサイズのジャケットを選ぶことで、ビジネスシーンに相応しいきちんと感がぐっと増します。
オフィスカジュアルにぴったり!
次は、オフィスカジュアルでジャケットを着こなすために覚えておきたいポイントや、おすすめの組み合わせをご紹介します。
男性のオフィスカジュアルでジャケットを着こなすには、清潔感と程よいリラックス感が鍵となります。
ジャケットのインナーには、きれいめの襟付きシャツが定番。定番のワイシャツだけでなく、少しカジュアルダウンしたボタンダウンシャツや、首元がすっきり見えるバンドカラーシャツ、ポロシャツなどもおすすめです。
また、インナーを無地のTシャツ・カットソーにすれば、抜け感のある洗練されたスタイルが完成します。秋冬であれば、インナーにハイゲージの薄手ニットを合わせることで、知的で温かみのある印象になります。
オフィスカジュアルのボトムスは、チノパンやスラックスが基本です。色はグレー、ベージュ、ネイビーなどが着回しやすく便利です。デニムを合わせる場合は、色落ちやダメージ加工のない濃い色のきれいめなものを選びましょう。
レディースのオフィスカジュアルは、メンズよりもコーディネートの幅が広いのが特徴。
ジャケットのインナーにはブラウス・カットソーのほか、ワンピースにジャケットを羽織るスタイルも人気です。
ブラウス・カットソーであれば、顔周りを明るく見せる白や淡い色が好相性。とろみのある素材や、ボウタイ付きのデザインを選ぶと、女性らしさが一層引き立ちます。シンプルなリブニットのカットソーを合わせれば、すっきりとスタイリッシュな印象になります。
ジャケットとワンピースの組み合わせは、きちんと感と華やかさを両立できる便利なコーディネート。シンプルな無地のワンピースにジャケットを羽織るだけで、上品なオフィススタイルの完成です。
では、ジャケットを使ったオフィスカジュアルコーデをメンズ・レディース別に見ていきましょう。
ライトグレーのジャケット・パンツのセットアップを使ったメンズオフィスカジュアルコーデ。ジャケットのインナーに白無地のTシャツを組み合わせた、シンプルで抜け感のあるスタイルに仕上がっています。
ジャケットにタートルネックを合わせた秋冬のメンズオフィスカジュアルコーデ。ジャケットとインナーを同系色にすることで、コーディネートに統一感が生まれています。
スッキリとした印象のノーカラージャケットを使ったレディースオフィスカジュアルコーデ。ジャケットはリネンライクな素材なので、見た目にも涼し気な雰囲気です。
チャコールグレーのダブルジャケットを使ったレディースオフィスカジュアルコーデ。ジャケットのインナー、パンツを含めたセットアップになっているので、統一感がある着こなしに。
オフィスカジュアルにぴったり!
今回は、オフィスカジュアルにおけるジャケットの要否や選び方、着こなしのポイントやコーディネート例をご紹介しました。
スーツ・紳士服のはるやまでは、メンズ・レディースを問わず、オフィスカジュアルで活躍するジャケットを種類豊富に取り扱っています。オフィスカジュアルの服装選びや着こなしにお困りの方は、ぜひ一度オンラインストアをチェックしてみてください。
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