「オフィスカジュアルって、結局スカートはどこまで許されるの?」
スーツスタイルよりも自由度が高いオフィスカジュアルですが、具体的な基準があいまいなために、「このスカートの丈は失礼にあたらないか」「派手すぎて浮かないか」と不安になってしまうかもしれません。
この記事では、オフィスカジュアルでのスカートの着こなし・マナーや選び方、シーズン別のコーディネート例をご紹介します。

自由度が高いように見えるオフィスカジュアルですが、最低限守るべきルールが存在します。まずは、オフィスカジュアルにおけるスカートの着こなしで失敗しないための4つの基準を押さえましょう。
スカートの丈は、コーディネートの印象を大きく左右する要素です。
オフィスカジュアルで推奨されるスカートの丈の長さは、立った状態で膝が隠れる「ひざ丈」から、ふくらはぎにかかる「ミモレ丈」までです。
反対に、ミニスカートやマキシ丈のスカートは、オフィスカジュアルでは避けた方が無難。
ミニスカートの場合、座った際に裾が上がり、太ももが露わになってしまいます。ビジネスシーンでは過度な露出はマナー違反とされるため注意しましょう。
また、くるぶしが隠れるほどのマキシ丈は、「リゾート感」や「カジュアル感」が強く、オフィスカジュアルには不向きです。スカートの裾で足を引っかけたり、椅子のキャスターに裾が巻き込まれる恐れがあり、業務上の安全面からも避けるのが賢明です。
デザインがシンプルなスカートでも、素材選びを間違えると一気にカジュアルダウンしてしまいます。オフィスカジュアルのスカートにおいては、「きちんと感」のある素材を選びましょう。
スーツ生地に近い上品さがあるウール素材や、適度なハリ感があるポリエステル、コットン混紡のスカートがおすすめです。
反対に、強い光沢や過度な透け感があるスカートは、オフィスカジュアルに不向き。デニム生地やスウェット素材のスカートも、カジュアルな印象が強いためオフィスカジュアルでは避けた方が無難です。
オフィスカジュアルにおいては、ネイビーやグレー、ブラック、ホワイト、ベージュなどのベーシックカラーのスカートがおすすめ。これらはジャケットやブラウスとも合わせやすく、着回しの面で重宝するでしょう。
柄物を取り入れたい場合は、控えめのデザインがおすすめです。たとえば、ストライプであれば細めのラインのものや、チェック柄であれば落ち着いた配色のものなど、主張しすぎないデザインがよいでしょう。
反対に、原色などの派手な色や、大柄のプリントはカジュアルな印象になりやすいため、オフィスカジュアルにおいては避けるのが無難です。
一般的に、ビジネスシーンにおいては、素足(生足)はマナー違反と考えられています。
オフィスカジュアルでスカートを着用する際は、ストッキングを着用しましょう。ストッキングの色は、ナチュラルなベージュが定番。黒のタイツが許容される職場も多いですが、厚さに注意が必要です。60デニール前後が程よい透け感があり上品に見えます。100デニール以上の分厚いタイツやリブ編みのタイツはカジュアルな印象が強いため、避けるのが無難です。
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基本のマナーを押さえたら、次はスカートのシルエット選びです。
ここでは、スカートの代表的なシルエットの印象や、選び方のコツをご紹介します。
きちんと感が求められるシチュエーションにおすすめなのが、直線的なラインのタイトスカートやナロースカートです。
タイトスカートやナロースカートを選ぶ際は、体のラインを拾いすぎないサイズ感が重要。ヒップや太ももに指一本分のゆとりがあるものを選びましょう。スリットが入っている場合は、深すぎないか確認を忘れずに。
デスクワーク中心の方におすすめなのが、裾に向かってふんわり広がるフレアやAラインのスカートです。締め付け感が少なく、長時間の座り仕事でも快適です。
フレアやAラインのスカートを選ぶ際は、広がりすぎない「落ち感」のある素材を選ぶと、子どもっぽくならず上品です。ボリュームが出すぎると邪魔になることがあるので、セミフレア程度がおすすめです。
縦のラインを強調し、スタイルアップ効果も期待できるプリーツスカートは、今のオフィスカジュアルの定番です。
なかでも、プリーツが取れにくい加工が施されたポリエステル素材などがおすすめ。座りジワが目立ちにくく、お手入れも簡単です。細めのプリーツを選ぶと、より繊細で知的な印象を与えます。
季節ごとの気候に対応しつつ、清潔感をキープする着こなしのポイントを紹介します。

春夏にピッタリなブラウス×スカートのオフィスカジュアルコーデ。
シフォン素材を使った軽やかな印象のブラウスと、きちんと感があるネイビーのスカートが、柔らかすぎず堅すぎない絶妙なバランスとなっています。

スカートと同素材のジャケットを組み合わせた、秋冬のオフィスカジュアルにおすすめのコーディネート。
スカートのフェミニンな雰囲気に、ダブルジャケットのマニッシュな印象が加わり、ビジネスに相応しいきちんと感を演出しています。
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足元が目立つスカートスタイルでは、靴選びにも気を使いましょう。
オフィスカジュアルの王道はやはりパンプスであり、スカートスタイルの場合も同様です。
ヒールの高さは3cm~5cm程度が定番で、色は使い回しやすいベーシックカラーがおすすめ。ポインテッドトゥ(尖った形)はシャープに、スクエアトゥやラウンドトゥは柔らかい印象になります。どちらもOKですが、オープントゥ(つま先が開いているもの)はマナー違反とする職場が多いので避けましょう。
近年ではフラットシューズも許容されつつあります。フラットシューズを取り入れる場合は、エナメルやレザー素材で、きちんと感があるものがおすすめです。
また、ローファーもオフィスカジュアルのスカートスタイルで人気を集めています。とくに、ビット(金具)付きなどの細身のローファーはスカートとも相性が良く、知的な印象を与えます。
さらに近年では、ビジネスシーンでもスニーカーが許容されるケースが増えつつあります。スニーカーが許容される職場でも、白や黒のレザースニーカーなど、スポーティすぎないデザインを選ぶのがポイントです。
今回は、オフィスカジュアルにおけるスカートの着こなし・マナーや選び方、コーディネート例などをご紹介しました。
スーツのはるやまでは、オフィスカジュアルにピッタリなレディースアイテムを豊富に取り扱っています。オフィスカジュアルのアイテムをお求めの方は、ぜひ一度はるやま公式オンラインストアをチェックしてみてください。
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