成人式は人生の節目となるイベントのひとつ。
一生に一度の晴れ舞台である成人式に出席するにあたって、よくある悩みごとのひとつが服装についてです。
たとえば、
「成人式に着ていく服装に決まりはある?」
「成人式に着ていくスーツの着こなし方を知りたい!」
「成人式におすすめのスーツは?」
といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、成人式を迎える男性に向けて、成人式の服装の基礎知識や、スーツの着こなしのマナーやコーディネートのコツをご紹介します。
成人式は、結婚式や葬儀といったセレモニーに比べて服装の自由度が高く、かえって服装に迷ってしまうケースも少なくありません。
まずは、成人式に参列する際の一般的な装いについて確認していきましょう。
そもそも成人式は、年度内に20歳を迎える新成人の方々を祝福・激励するための式典。
服装に厳密な決まりは存在しませんが、人生の節目となる晴れの舞台であることから、成人式にはフォーマルな装いで参列するのが好ましいでしょう。
男性の場合、スーツもしくは袴が一般的であり、地域差はあるものの近年はスーツでの参列が主流になりつつあります。
女性の場合、振袖を着用する方が大半ですが、少数ながらフォーマルなワンピースやスーツを着用する方もいらっしゃいます。
スーツの値段は生地の質やデザイン、ブランドなどによって変わりますが、一般的に成人式用のスーツであれば2万円〜10万円程度が相場とされています。
紳士服量販店であれば、豊富なラインナップからスーツを選ぶことができ、金額も2万円~3万円程度から購入することができます。
オーダーメイドでスーツを新調する場合、使用する生地の種類や仕立てにもよりますが、3万円~10万円程度が相場となります。
成人式でスーツを着用するメリットとして、楽に着ることができる点が挙げられます。
袴の場合、着付けを依頼する必要がありますが、スーツは自分で着たり脱いだりすることができます。
成人式の後に同窓会などのイベントに参加する際も、わざわざ着替える必要がないのも利点と言えます。また、袴と比べると普段着に近い着心地なので、着用ストレスも少なくすみます。
袴のレンタルに比べてコストパフォーマンスに優れている点もスーツのメリットです。
袴のレンタルは一般的に3万円程度から、高級なものだと数十万円になることもあります。
一方、スーツであれば2万円程度から購入することができ、成人式以外のフォーマルシーンやビジネスシーンなど、さまざまなシチュエーションで着用することができるでしょう。
次は、成人式を迎える男性におすすめのスーツをご紹介します。
成人式だけでなく、就職活動やビジネスシーン、その他のフォーマルシーンでも着用したいと考えるなら、ダークスーツがおすすめです。
トーンを抑えたネイビー(紺色)やグレー(灰色)、ブラック(黒色)などのダークカラーのスーツであれば、就職活動やビジネスシーンでも問題なく着用することができます。
もちろん、結婚式やフォーマルなパーティーなどにも適しているので、成人式に限らずさまざまなシチュエーションで活躍してくれるでしょう。
せっかくの晴れ舞台で思いっきりおしゃれを楽しみたいなら、色柄で個性を主張するのもよいでしょう。
明るめのネイビー(紺色)やグレー(灰色)、ブルー(青色)のほか、成人式が行われる冬におすすめのブラウン(茶色)系のスーツもおすすめです。
また、ストライプやチェック、ウィンドウペンや千鳥格子など、生地の柄・デザインで個性を出すこともできます。
成人式はもちろん、カジュアルなパーティーでのおしゃれ着として1着持っておいて損はないでしょう。
スリーピーススーツも、成人式におすすめです。
スリーピーススーツ(三つ揃え)はジャケット・パンツ・ベスト(ジレ)が揃ったスーツのことで、クラシックでおしゃれな印象が特徴。
成人式などのフォーマルな式典にも適しており、ジャケットを脱いでも上品さをキープすることができます。
また、ベストを着用することで防寒対策にもなるため、寒い時期の成人式にぴったりなスーツと言えるでしょう。
次に、成人式でスーツをおしゃれに着こなすためのポイントをご紹介します。
スーツをおしゃれに着こなすには、何よりもサイズ感が大切です。
どんなに生地やデザインが良いスーツであっても、自身の体型に合っていないと垢抜けない印象やだらしない印象になってしまいます。
逆に、自身の体型に合っているスーツであれば、スタイリッシュでおしゃれな印象を与えることができます。
シャツやネクタイもまた、スーツスタイルを構成する重要な要素です。
シャツの定番はやはり無地のホワイト(白色)で、どんなスーツにも合わせることができます。
ネクタイに関しては、ネイビー(紺色)やボルドー(朱色)などの落ち着いた色合いが定番です。
一方、個性を演出するのなら、シャツやネクタイの色柄でアクセントをつけるのもおすすめ。
とくに、スーツがシンプルな無地柄などの場合、シャツやネクタイで遊び心を取り入れるのもいいでしょう。
ただし、コーディネート全体で色柄のバランスが取れていないと、チグハグな印象になってしまいます。
スーツ・シャツ・ネクタイのどこにアクセントを置くかを決めたうえで、シャツやネクタイを決めましょう。
スーツに合わせる革靴は、定番のブラック(黒色)やブラウン(茶色)がおすすめです。
成人式以外のシチュエーションでも履くことを想定しているのであれば、もっともフォーマルとされているストレートチップ(つま先に一本線が入ったデザイン)や、プレーントゥ(つま先に装飾が施されていないデザイン)を選ぶとよいでしょう。
ちなみに、スーツスタイルでは靴の色とベルトの色を合わせるのが一般的ですので、靴の色に合わせてベルトを用意しましょう。
また、靴下の色にも注目してみましょう。
スーツスタイルでは、スーツの色と同系色の靴下を合わせるのが基本です。
白色のソックスを履いてしまうと、裾から靴下が見えたときに浮いてしまうため避けたほうが無難です。
成人式の開催時期は自治体によって異なりますが、1月第2月曜日の「成人の日」に実施する地域がほとんどです。
1月の冷え込む時期、スーツだけでは肌寒いと感じるケースが多いので、防寒対策としてコートを着用することをおすすめします。
スーツに合わせるコートとしては、ステンカラーコートやチェスターコート、スタンドカラーコートなどが人気です。
普段着で着用するようなカジュアルなアウターは、スーツと合わせるとチグハグな印象になってしまうことが多いため、成人式のスーツと一緒にコートを購入してみてはいかがでしょうか。
成人式の装いは、その他の式典と比較して自由度が高いのが特徴ですが、成人としてTPOをわきまえた服装を心がけることが大切です。
とくにスーツを着ていくのであれば、スーツスタイルの基本的なマナーを押さえることで、成人らしいスマートな印象を与えることができます。
では、成人式に出席する際に覚えておきたい、スーツの基本的なマナーを確認していきましょう。
スーツには、アンボタンマナーという慣習があります。
アンボタンマナーとは、ジャケットのフロントボタンの一番下は留めないというもの。
ジャケットの一番下のボタンは装飾であり、留めてしまうとシルエットが崩れてしまうため、外しておきましょう。
また、スリーピーススーツでジャケットの下にベストを着ている場合、ベストの一番下のボタンを外しましょう。
スーツを着ている際、基本的にはジャケットのボタン(一番下のボタン以外)を留めておくのがマナーとされています。
ただし、着席時にボタンを留めていると、生地にシワが寄ってしまったり、シルエットが崩れてしまう原因になってしまいます。
そのため、着席時はジャケットのボタンを外し、立ち上がったらボタンを留めるようにしましょう。
一般的に、スーツのジャケットのポケットにはフラップが付けられています。
このフラップは、外出時にホコリや雨などがポケットに入らないよう保護する目的で付けられており、屋内にいるときはポケットの内側にしまうのがマナーとされています。
スーツの着用時、ポケットにはできるだけ物を入れないようにしましょう。
ジャケットの腰ポケットに物を入れてしまうと、重みでシルエットが崩れてしまう恐れがあります。
同様の理由で、胸ポケットはポケットチーフ以外の物を入れないようにしましょう。
パンツのポケットも、きれいなシルエットを保つために物を入れない方がベターです。
スマートフォンなどはジャケットの内ポケットに入れるか、バッグに入れておくことをおすすめします。
今回は、成人式に出席する男性の服装に焦点を当て、おすすめのスーツやおしゃれに着こなすためのポイント、押さえておきたいマナーについて解説しました。
成人式は一生に一度の晴れ舞台であり、おしゃれな服装で出席したいという方は多いことでしょう。
スーツで成人式に出席しようと考えている男性は、今回ご紹介した情報をスーツ選びや着こなしの参考にしてみてはいかがでしょうか。
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