普段クリーニング店を利用している方のなかには、自宅でワイシャツのアイロン掛けをしたことがない、という方もいらっしゃるのでは?
こちらの記事では、ワイシャツのアイロン掛けの方法・手順を解説。
アイロン掛けの手間から解放されるノーアイロンシャツについても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
まずは、ワイシャツをアイロン掛けする前に知っておきたいポイントを確認しておきましょう
アイロン掛けを行う前に、ワイシャツについている洗濯タグを確認しましょう。
洗濯タグには洗濯方法のほか、アイロン仕上げの方法についても記載されています。
アイロン仕上げが可能かどうか、アイロンの底面温度、スチームの有無などをチェックしておきましょう。
ワイシャツのアイロン掛けを行う際に使う道具は、主に以下の通りです。
アイロン掛けをきれいに行うには、以下のポイントを意識してみましょう。
次に、アイロン掛けの基本的な手順を見ていきましょう。
先述の通り、ワイシャツのアイロン掛けは細かいパーツから大きいパーツの順にシワを伸ばしていきます。
ワイシャツのアイロン掛けでは、最初に襟からシワを伸ばしていきます。
襟先から中心に向かってシワを伸ばすことで寄りジワを防ぐことができます。同じように襟の裏面もシワを伸ばしていきましょう。
次に、肩(ヨーク)の部分のシワを伸ばしていきます。
アイロン台の端に肩の部分をひっかけると、アイロンを掛けやすくなります。
袖口(カフス)を裏・表の順でアイロン掛けしましょう。袖口のボタンを外し、広げた状態でアイロン掛けを行います。
襟と同様、両端から中央に向かってシワを伸ばすことで寄りジワを防ぐことができます。
続いて、袖全体のシワを伸ばしていきます。
脇下の縫い目を基準に袖山を作り、全体を平らにしてから、袖ぐりから脇下に向かってシワを伸ばしていきます。片面のシワが伸びたら、裏返して同じようにシワを伸ばしましょう。
最後に、面積の広い身頃のシワを伸ばしていきます。
右前身頃・後ろ身頃・左前身頃の順にアイロン掛けすることで、シワが残りにくくなります。とくに、前立て部分のシワをしっかりと伸ばすことで、きれいに仕上がります。
ここまでは、一般的なワイシャツのアイロン掛け手順をご紹介しました。
読者の方のなかには、「ワイシャツのアイロン掛けって面倒……」と感じた方もいらっしゃるのでは?
そんな方におすすめしたいのが、アイロン不要のシャツ、いわゆるノーアイロンシャツです。
ノーアイロンシャツとは、その名の通りアイロン要らずのシャツのこと。ノンアイロンシャツや形態安定シャツとも呼ばれます。
防シワ加工が施されているため、着用中や洗濯後もシワになりにくいのが特徴です。
各社からノーアイロンシャツが販売されており、シワになりにくさやデザイン、機能性などもさまざまです。
ノーアイロンシャツ選びでチェックしたい目安のひとつが、「形態安定性(W&W性)」です。
形態安定性とはシワになりにくさを表す指標で、1級~5級までで表記されます。等級が大きくなるほどシワになりにくく、5級はシワのない状態と同等。3.2級以上から形態安定シャツとして表記可能になります。
形態安定シャツで注意が必要な点が、アイロン掛けがNGな場合があるということ。
アイロンを掛けてしまうと記事が傷んでしまい、変形してしまったり、防シワ性能が弱まってしまう恐れがあります。
今回は、ワイシャツをアイロン掛けする際の手順や、ノーアイロンシャツについてご紹介しました。
自宅でワイシャツのアイロン掛けを行う際は、今回ご紹介したポイント・手順を参考にしてみてください。
また、アイロン掛けの手間が大きいと感じている方は、ノーアイロンシャツの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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