代表的なコートの種類と特徴

まずは、代表的なコートの種類とその特徴について見ていきましょう。

チェスターコート

チェスターコートは、シンプルでエレガントなデザインが特徴のコートです。

テーラードジャケットのような襟型が特徴で、シングルブレストやダブルブレストのスタイルがあり、スーツスタイルとも好相性。ビジネスシーンや冠婚葬祭などのフォーマルシーンだけでなく、プライベートでも着回せる汎用性が魅力です。

ステンカラーコート

ステンカラーコートは、ビジネスファッションの定番とも言えるコートです。

立て襟が付いているため、第一ボタンを開けても留めても綺麗なシルエットになります。また、ラグランスリーブになっているため、肩回りにゆとりがある着心地です。

スーツスタイルやビジカジスタイルはもちろん、オフの日のコーディネートにも適しています。

トレンチコート

トレンチコートは、もともとはイギリス陸軍が塹壕（トレンチ）での戦いで着用していたコートです。

「エポレット」と呼ばれる肩ベルトや「ガンフラップ」と呼ばれる胸の当て布などのディティールが特徴。ミリタリー由来のアイテムですが、現代ではビジネス用のコートとしても定番になっており、スーツスタイルとも好相性です。

スタンドカラーコート

スタンドカラーコートは、その名の通り立ち上がった襟が特徴のコートです。

シンプルでスタイリッシュな印象なので、ビジネスファッションからカジュアルファッションまで幅広く着回すことが可能です。

ポロコート

ポロコートは、ポロ競技の選手たちが試合の休憩時間や試合後に着用していたコートがルーツのアイテムです。

ダブルブレストのアルスターカラーと呼ばれる存在感のある襟型が特徴的で、クラシカルかつエレガントな雰囲気。ポロ競技に起源を持つコートではありますが、上品なデザインなのでフォーマルなシチュエーションにもおすすめです。

キルティングコート

キルティングコートは、キルティング加工が施された軽量なコートです。

保温性がありながらも動きやすく、秋から冬にかけてのアウターとして人気です。カジュアルな印象があるため、スーツに合わせるならシンプルなデザインがおすすめです。

ダッフルコート

ダッフルコートは、トグルボタンとフードが特徴のコートです。

厚手のウール素材で作られたものが一般的で、寒い冬の日にぴったり。カジュアルファッションに合わせやすいのが特徴です。

ピーコート

ピーコートは、海軍の艦上用の軍服として着用されていたダブルブレストコートのこと。

厚手のウール素材で作られており、防寒・防風性能に優れています。定番の腰丈のデザインは着回しやすく、プライベートからビジネスカジュアルまで幅広く活用できます。

モッズコート

モッズコートは、アメリカ陸軍の野戦用パーカー「M-51」を起源とするコート。

ゆとりのあるシルエットやフィッシュテールと呼ばれる後ろ裾が特徴的で、フードや袖周りにファーが付いているものもあります。カジュアルな印象が強いため、ビジネスよりはプライベートシーンで活躍してくれるコートだと言えます。

ダウンコート

ダウンコートは、ダウンフェザーを詰めた非常に暖かいコートです。

軽量ながら高い保温性を持ち、真冬の寒さから身を守ります。ボリュームがあるシルエットになりやすく、スポーティーな印象もあるため、カジュアルファッションと相性が良いと言えます。

シチュエーション別！コートを使ったコーディネートサンプル

次に、コートを使ったコーディネートサンプルをシチュエーション別にご紹介いたします。

セミトレンチコートを使った上品なスーツコーデ

定番のスーツスタイルにチャコールグレーのセミトレンチコートを組み合わせたコーディネート。

着回しやすい丈感のセミトレンチコートは、トラッドなグレンチェック柄が魅力。ビジネスシーンから結婚式などのフォーマルなシチュエーションまで対応できる上品な着こなしです。

ステンカラーコートを使ったビジカジコーデ

セットアップスーツとタートルネックの組み合わせに、ステンカラーコートをオンしたビジカジコーデ。

チャコールグレーのステンカラーコートはややツヤがある生地は上品な雰囲気で、中綿が入っているので機能性も◎。

チェスターコートを使った大人の休日コーデ

チェスターコートを使った大人の休日コーディネート。

すっきりしたシルエットのチェスターコートは、オフの日のオシャレにも着回しやすいのが嬉しいポイントです。

まとめ

今回は、代表的なコートの種類とシチュエーション別のコーディネート例をご紹介しました。

スーツ・紳士服のはるやまでは、フォーマルからビジネス、プライベートまで活躍してくれるコートを種類豊富に取り扱っています。コートをお求めの方は、ぜひ一度チェックしてみてください。