2024.07.12

オックスフォードシャツとは？特徴やコーディネート例を紹介！

コラム

ひと口にワイシャツといってもさまざまな種類が存在しますが、なかでも人気のシャツの種類のひとつにオックスフォードシャツがあります。

しかし、
「オックスフォードシャツってどんなシャツ？」
「ほかのシャツとの違いや特徴は？」
「オックスフォードシャツの上手な着こなし方は？」
といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、ビジネスでもプライベートでも活躍してくれるオックスフォードシャツに焦点を当てて、その特徴やコーディネート例をご紹介します。

オックスフォードシャツとは？

オックスフォードシャツとは、オックスフォードクロスという生地で作られたシャツのこと。

オックスフォードクロスとブロードクロスの比較 — オックスフォードシャツ（左）とブロードクロスのワイシャツ（右）

オックスフォードクロスは、縦糸と横糸をそれぞれ2本ずつ引き揃えて織られた丈夫な生地で、一般的なワイシャツに用いられるブロードクロスと比べて厚みがあります。また、ブロードクロスのワイシャツは表面はきめ細やかで滑らかな印象ですが、オックスフォードシャツは生地の表面に凹凸がありザラっとした肌ざわりです。

オックスフォード・ピンオックス・ロイヤルオックスの比較 — オックスフォードシャツ（左）・ピンオックスフォードシャツ（真ん中）・ロイヤルオックスフォードシャツ（右）

また、通常のオックスフォードシャツのほかにも、「ピンポイントオックスフォードシャツ（ピンオックスシャツ）」や「ロイヤルオックスフォードシャツ」と呼ばれる種類も存在します。

通常のオックスフォード生地に使われる糸の太さは20〜40番手が一般的ですが、ピンポイントオックスフォードは80〜100番手の細い糸、ロイヤルオックスフォードには120〜140番手のさらに細い糸が使われており、通常のオックスフォードシャツに比べて生地の表面が滑らかで光沢感が増すのが特徴です。

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オックスフォードシャツの特徴

次に、オックスフォードシャツの特徴について見ていきましょう。

丈夫でシワになりにくい生地

オックスフォードシャツの特徴として、丈夫でシワになりにくい生地である点が挙げられます。先述の通り、オックスフォードクロスは一般的なワイシャツに使われるブロードクロスと比べて丈夫で厚みがあります。また、生地にハリがあるためヘタりにくく、洗濯機してもシワになりにくいため、日々忙しく過ごすアクティブなビジネスパーソンにおすすめです。

通気性が良く快適な着心地

通気性が良く快適な着心地である点も、オックスフォードシャツの特徴です。

オックスフォードシャツには、生地の織り目に程よい隙間があるため、通気性に優れています。また、一般的なブロード生地は汗をかいたときに体にまとわりつきやすく、それを不快に感じる方も多いのではないでしょうか。オックスフォードシャツの場合、表面に細かな凹凸があるため体にピタリと張り付いてしまうことがなく、快適な着心地をキープしやすいと言えます。

襟先はボタンダウンが主流

オックスフォードシャツは、襟先をボタンで留める「ボタンダウン」と呼ばれる襟型が主流です。ボタンダウンシャツは、アメリカの紳士服ブランド「ブルックス・ブラザーズ」が開発したものであり、乗馬して行うスポーツ「ポロ」の競技者が風に煽られないようシャツの襟をボタンで留めていたのを見て着想を得たと言われています。このような成り立ちから、ボタンダウンはスポーティーなデザインとして定着しています。

そのため、ボタンダウンのオックスフォードシャツは上品でありながらカジュアルな側面も併せ持っていると言えるでしょう。もちろん、オックスフォードシャツにもレギュラーカラーなどの定番の襟型も存在します。

ビジネスでもプライベートでも着回せる

さまざまなシーンで着回せる汎用性の高さも、オックスフォードシャツの特徴です。

とくに近年では、ビジネスファッションのカジュアル化が進んでおり、オックスフォードシャツはオフィスカジュアルの定番アイテムとしてその地位を確立しています。また、オックスフォードシャツでよくあるボタンダウンはノーネクタイでも襟の形を綺麗に保つことができるので、クールビズのコーディネートでも活躍してくれるでしょう。

もちろん、ビジネスシーン以外でもオックスフォードシャツはおすすめ。デニムパンツやチノパンとも相性が良く、上品さとカジュアル感を兼ね備えているので、程よいこなれ感を演出することができるでしょう。